| 校長あいさつ |
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山形県立山添高等学校の歴史は、63年前、旧東田川郡南部七ヶ村の人々が教育の機会を求める地域の勤労青年にために、普通・農林・家政科を併設する定時制高校として設立した昭和23年に遡ります。その建学の精神は、現在も「生産の鍬にぎる手は黒く」と、校歌の一節にも謳われ脈々と受け継がれてきました。
現在は普通科全日制高校となった本校ですが、これまで地域を愛し地域社会に貢献できる人材育成を使命とし、学校と地域の人々が一体となってその教育に努めてまいりました。今も地域の福祉施設で行われる交流活動や介護体験、小学校での「読み聞かせ」活動、五百余年の歴史を持つこの地域の伝統芸能「黒川能」の学習、除雪・清掃ボランティアとしての地域行事への参加など、地域の人々とともにさまざまな特色ある活動を行っています。昨年度はこれら生徒の活動が評価され、「小さな親切運動本部」および「鶴岡市民憲章推進協議会」より表彰を受けています。
山添高校では、学習指導・生活指導の全ての場面で「基礎・基本」を大切にしながら、自分の希望進路に応じ、教養発展・健康福祉・芸術探究群の各コースを選択して学習します。本校は各学年2クラス計6クラス、生徒数133名という小規模校ですが、少人数指導による、それぞれの生徒の個性、能力に応じた丁寧な学習活動を行っています。
今年度は、文部科学省「特別支援教育総合推進事業」の研究指定校として、支援を必要とする生徒にとってわかりやすい指導法の研究、ひいては、どんな生徒にとってもわかりやすい授業と指導の実践を目指し、教育におけるユニバーサルデザインの研究に取り組みます。
本校は、1年で「ベーシック」という本校独自の教科を開設しています。「ベーシック」では、国語・数学・英語・社会・理科といった既存教科の枠を外し、文字の由来、日本の地名、海外旅行の基礎知識、庄内の食材、建築物の計測等さまざまなテーマについて学びます。加えて、義務教育段階における学習内容をもう一度振り返りながら、「学ぶことの楽しさ、わかる喜び」を実感することができる新しい教科です。
特別活動では、生徒会がリーダーシップをとって行われる学校行事やボランティア活動、運動部や文化部の活動などに生徒が主体的に参加し、楽しく活動しています。オリンピック日本代表選手を輩出した伝統あるウェイトリフティング部は、昨年度も沖縄全国高校総体に出場し活躍しています。文化部では、音楽部と美術部が日常の活動を通してそれぞれの感性を磨きながら、各種コンクールへ参加・出品しています。
平成23年度から、本校の位置する田川地区における高校再編整備計画がスタートします。山添高校はこれまで積み上げてきた教育実践を踏まえて、これからも、生徒・保護者・庄内田川地区の人々にとって「なくてはならない」学校づくりをめざします。皆様のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
山添高校の生徒は、美しい自然と豊かな地域文化の中で、そして教職員と保護者、地域の人々の温かな支援の中で、一人ひとりが光を放ち、自分を輝かせていきます。
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| 校 長 齋藤 和久 |